地域保健指導論・保健指導特論における教育的課題 : 「難病保健」「障害者(児)保健」に関する実習と授業からの学生の学び
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概要
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地域看護学専攻科学生の「地域保健指導論・保健指導特論」の「難病保健」「障害者(児)保健」に関する授業と保健所・市町村実習での学びを分析し、今後の教育的課題を明らかにすることを目的に、学生の実習と授業での学びを調査した。結果、学生の学びは実習と授業で特徴的な違いがあった。学生の5段階評価による全体平均では、実習よりも授業の方が全体の学びは多い結果であったが、「よく学べた」と答えるものは実習に多かった。授業では「あまり学べなかった」「学べなかった」はないものの、どの項目も「だいたい学べた」が半数以上を占めていた。地域では、難病や障害を抱えながら生活をしている住民が今後増加をしていくことが予想される。保健師には、地域に暮らす全住民を対象とし、あらゆる健康レベルの対象に対して健康を保持増進していくという課題がある。「難病保健」「障害者(児)保健」に関して、学生が地域の現状と課題を捉えた上で、必要とされている保健師の役割を理解する必要がある。今後、より一層実習体験と授業の内容をリンクさせていくことが教育的課題としてあがった。
- 新見公立短期大学の論文
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