P2Mの実践有効性見解と学際研究認識論の提唱 : 知識体系を進化させる実践と理論の接点を探る
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概要
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1990年代以降、米国版プロジェクトマネジメント(以下PMと呼ぶ)が注目され、エンジニアリング、建設、情報などの諸産業に導入されてきた。近年、わが国の風土を反映した「仕組み」体系が再認識され、競争力強化にPMコンセプトを適用したイノベーション推進の動きがある。P2M(Project & Program Management以下P2Mと呼ぶ)の学習や研究が、製造業、研究開発事業、技術経営専門職大学院の領域で着実な広がりを見せている。その背景には、社会ニーズの高度化と世界市場における競争激化がある。産業界は、技術システム中心から「価値システム」に視点を転換して、問題解決を模索する潮流がある。学会は、文系と理系研究者の対象認識や方法論の違いを超え、研究者と実践者の見解を融合して、社会への期待に応える必要がある。本論は、学際研究の推進に「メタ認識論」を提唱し、「主幹科目」(main discipline)確立に向けて認識基盤を模索する。
- 国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会の論文
- 2009-04-18
著者
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