散布型センサネットワークにおける散布の確率分布を利用した鍵格納方式(鍵管理,<小特集>センサネットワーク論文)

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概要

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散布型センサネットワーク上で暗号通信を実現するためには,ノード間での暗号鍵共有が必要不可欠である.しかし,リソースが制限されている状況下での鍵共有は容易ではない.近年,いくつかのランダム鍵格納方式が提案されており,Duらによって提案された方式では,散布位置の情報を鍵格納時に利用することで,性能の改善を達成している.しかしこの方式には,ノードをグループに分割し,それぞれを規則的に並んだ地点から散布する"グループ散布モデル"にしか適用できないという問題点があった.本論文では,散布の確率分布情報を鍵格納時に利用することで,任意の散布モデルに適用可能なランダム鍵格納方式を提案する.また,Duらの方式よりも連結性の高いネットワーク構築が可能であることを,計算機実験によって検証した結果を示す.
2006-12-01

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