侵入検知に関する誤検知低減の研究動向(<特集>ネットワークソフトウェア論文)
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概要
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ネットワークシステムに関するセキュリティについて,最近の研究動向を紹介する.当該研究の守備範囲は広く,侵入検知,セキュアOS,暗号通信,ウイルス検知,セキュアプロトコルやセキュア環境構築技術等,多岐にわたる.本論文では,特に,不正侵入検知の誤検知低減技術に焦点を当てる.IDSの構成要素の実現方法や方針の違いを用いて,IDSに関する分類・研究アプローチを紹介し,今後の課題について述べる.誤検知の主な原因は,シグネチャ設定の難しさ,プロファイルの無効化,IDS設定チューニングの難しさ,シグネチャ更新の煩雑さ,ログに対する不適切な統計処理,IDSのパフォーマンス不足であることを述べ,これら課題に対する研究成果の一部を紹介する.また,誤検知低減以外のIDSの今後の研究課題として,インシデントのカウント基準,IDSの評価方法,IDS熟練運用者の確保について述べ,侵入検知研究の総合的な推進の必要性について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-04-01
著者
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