自己分析課題がコンピュータによる情報探索および進路選択に対する自己効力に与える影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The present study examines (l) the effect of "self-analysis task" on career information search by computer and, (2) the effect of the self-analysis task on career decision-maiking self-efficacy. Sixty-seven undergraduate students were randomly assigned to 2 groups. In the first group, the subjects performed the career information search by computer after being assigned the self-analysis task, whereas in the second group, the subjects had to perform only the career information search by computer. In addition, each group was divided by degree of "vocational readiness". The effect of self-analysis task was examined in high and low groups of vocational readiness regarding the numbers of searches for information, the rate of searching for self-related information, and the rate of searching for information of each occupation successively. In the group that was not assigned the self-analysis task, high vocational readiness group searched more information, whereas in the group that was assigned the self-analysis task, low vocational readiness group searched more information. Moreover, it was found that the rate of searching for the self-related information had increased, when the self-analysis task was assigned. It was also observed that when the self-analysis task was not assigned, low vocational readiness group had the tendency to search for information on each occupational category. On the other hand, this tendency decreased when the selfanalysis task was assigned. In addition, the cognition of the self-analysis task was found to be closely related to the career decision-maiking self-efficacy. Based on the results, how the self-analysis task, career information search by computer, and career decision-maiking self-efficacy were related were discussed.
- 日本キャリア教育学会の論文
- 2000-05-31
著者
関連論文
- キャリア形成支援によるフリーターのキャリア自立 : 支援者へのヒアリングに基づくキャリア自立プロセス・モデル構築の試み
- 青年期から成人期にかけての社会への移行における社会的信頼の効果 : シティズンシップの観点から
- 大卒フリーターのキャリア自立 : その教育的支援(自主シンポジウムA5)
- 職業威信と安全性拡充のための社会心理学的装置の検討
- 職場における違反と個人特性の関連
- 大学生の就職活動ストレスとソーシャルサポートの検討
- 大学生の就職活動における情報探索行動 : 情報源の影響に関する検討
- PE49 インターネット上の「就職サイト」利用が大学生の就職活動に与える影響
- 中学生・高校生の職業知識の広がりと職業関心に関する研究
- 最近のキャリア発達理論の動向からみた「決める」について(「決める」)
- 意見 フリーターのキャリア自立再考--柏尾氏,浦上氏のコメントに対するリプライ
- 中学校におけるコンピュータを活用したキャリアガイダンスが進路自己効力感に与える影響(実践研究)
- フリーターのキャリア自立--時間的展望の視点によるキャリア発達理論の再構築に向けて
- L 現代青年の社会的態度と職業意識 : 正社員・非正社員の比較データによる検討(研究発表L)
- 進路選択と友人関係の関連性について : 吉村論文に対する意見(意見)
- 臨床実習前後の看護技術に対する自己効力感の変化と関連要因
- 組織における違反と職業威信 : 有職者を対象としたサンプリング調査から
- 自己分析課題がコンピュータによる情報探索および進路選択に対する自己効力に与える影響
- J039 「大学での職業指導義務化」に教育心理学は何が言えるか(自主シンポジウム)
- 24 「フリーター」問題に教育心理学はどのように貢献できるか(自主シンポジウム)
- PE43 大学生の就職活動ストレスと進路選択に対する自己効力感の関連(人格,ポスター発表E)
- キャリア心理学における偶発理論--運が人生に与える影響をどのように考えるか
- キャリア教育における公共職業サービス機関の役割--キャリアガイダンス施策の新たな枠組み
- 若者のひきこもり・ニートとキャリア教育(会員企画シンポジウムI,日本キャリア教育学会第32回研究大会報告)
- 名称変更後の学会の研究・実践の在り方 : 学会員アンケート調査結果をもとに(実行委員会・研究推進委員会共同企画シンポジウム,日本キャリア教育学会第33回研究大会報告)
- 企画趣旨(高校生はどう社会とかかわり、将来をみつめているのか-高卒フリーターの増加と現代社会の課題-,研究委員企画シンポジウム)
- フリーターのキャリア自立再考 : 柏尾氏,浦上氏のコメントに対するリプライ(意見)
- フリーターのキャリア自立 : 時間的展望の視点によるキャリア発達理論の再構築に向けて
- (17)描画法による青年の進路意識の測定(研究発表IV)
- 現代青年のキャリア発達をめぐる社会的文脈と規範的文脈(大卒フリーターのキャリア自立-今,求められるキャリア発達理論-,自主シンポジウム)
- 若年不安定就労に関する従来の研究動向と今後の課題(フリーターのキャリア自立 : 時間的展望の視点によるキャリア発達理論の再構築,自主シンポジウム2)
- 現代青年の社会意識と職業意識 : 20〜30代若年就労者の正社員・フリーターに対する意識をもとに
- 就職と自己 : 「自己分析」という迷宮(自主シンポジウムD-3)
- PC069 大学生の社会的態度と就職意識に関する探索的研究(ポスター発表C,研究発表)
- 高卒フリーターの進路意識(高校生はどう社会とかかわり、将来をみつめているのか-高卒フリーターの増加と現代社会の課題-,研究委員企画シンポジウム)