2.薬液の凍結乾燥過程の真空制御 : 綜合試験装置による実験例(昭和48年度第19回凍結及び乾操研究会発表論文並びに討論要旨)
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概要
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1.真空制御(コンダクタンス法)による真空度の任意曲線プログラムの制御については,満足する結果をえた.この方式により大型,小型にかかわらず真空度を昇華期の最大負荷時から,充分小さい最終含水率の乾燥終点まで一貫して制御できる確信をえた.2.温度,真空度の両者を正確にそろえた場合,被乾媒体の乾燥時間と最終含水率などの品質を一定にしうるか,についてはひき続き実験中であるが,1次乾燥中の経過に関するかぎり,肯定的結果をえた.3.工学的な見地からみて極めて重要な影響をもつにもかかわらず,信頼できるデータの少い,熱板-トレイ,トレイ〜バイアルなど軽接触面の熱伝達係数について,既発表データ(前掲)の有効性を確めた.本装置の設計・製作・測定およびデータの解析について,ならびに薬液の量産的凍結乾燥過程の問題点の討議にもとずく研究試験の全体的企画には,藤沢薬品および共和真空の各分野の方々が多数ご参加下さった.深く謝意を表する.
- 低温生物工学会の論文
- 1973-08-30
著者
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