1. 凍結赤血球の自己血輸血への応用(平成9年度第43回低温生物工学会研究報告)
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概要
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Autologous Blood (AB) transfusion is one of the most effective ways to avoid risks of homologous blood (HB) transfusion. Since the frozen red blood cells (RBCs) can be stored for a longer period, patients can predeposit the necessary amount of blood without their preoperative condition. We studied the frozen RBCs for AB transfusion use in elective surgery that performed from 1980 to 1996. A total of 1,355 patients undergoing surgical operation and participating in AB transfusion, which 699 cases for orthopedic surgery and 656 cases for cardiac surgery. From 90.7% (1,299/1,355) of patients were able to avoid HB transfusion. Patients who could avoid HB transfusion increased from 12.5% in 1980 to 100% in 1996 (p <0.05) and from 75.0% in 1987 to 89.6% in 1996 (p <0.05) in orthopedic surgery and cardiac surgery, respectively. No significant complications appeared during the donation periods and after retransfusion. Their average hemoglobin (Hb) level was remained above 11.0g/dl after one week of post-operative. We believe that the AB transfusion used in elective surgery is safe and effective, and its use should be widespread.
- 低温生物工学会の論文
- 1997-12-29
著者
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湯浅 晋治
順天堂大学輸血学研究室
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安部 勝美
順天堂大学医学部輸血室
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安部 勝美
埼玉県赤十字血液センター
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安部 勝美
順天堂大学医学部附属病院 輸血部
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湯浅 晋治
埼玉県赤十字血液センター
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湯浅 晋治
順天堂大学医学部輸血学研究室
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藩 偉軍
順天堂大学医学部輸血学研究室
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湯浅 晋治
順天堂大学
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湯浅 晋治
順天堂大学医学部 消化器外科・輸血研究室
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