障害乳幼児療育システム改正の論点
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
障害者自立支援法施行時において3年後に見直すこととなっていた障害児福祉分野の制度改正と,そのなかで中心的課題となっている施設再編の動向について,乳幼児期に視点をあてて概観し,論点を整理した.関係審議会の議論は,障害者自立支援法の本質的問題点である応益負担制度の廃止等にふれないまま,「通園施設の一元化」という既定の方針に道すじをつけるものであったこと,施設再編に関する議論は,通園施設の不足と偏在という根本的問題の解決を回避したまま,障害種別施設の「一元化」にその活路を見出そうとするものであることを指摘した.
著者
関連論文
- 障害者自立支援法と児童の入所施設 : 生きること・学ぶことを保障できるか(自主シンポジウム36,日本特殊教育学会第47回大会シンポジウム報告)
- 障害乳幼児療育システム改正の論点
- 障害者自立支援法と学齢期の福祉(自主シンポジウム21,日本特殊教育学会第46回大会シンポジウム報告)
- 障害者自立支援法と乳幼児の療育 : 特別支援教育との連携を築くことができるか(自主シンポジウム28,日本特殊教育学会第46回大会シンポジウム報告)
- 障害者自立支援法施行後における障害児福祉の課題〈特集:障害者自立支援法と乳幼児療育の課題〉
- 障害者自立支援法と学齢期の福祉(自主シンポジウム21,日本特殊教育学会第45回大会シンポジウム報告)
- 肢体不自由養護学校における医療的ケアと看護師の役割:東京
- 障害者の権利条約を考える(準備委員会企画シンポジウム2,日本特殊教育学会第45回大会シンポジウム報告)
- 自立支援法が障害児福祉にもたらす諸問題
- 障害者権利条約実現に向けた国内NGOの活動(障害者権利条約制定に向けての基本課題)