吸入ステロイド薬の各ディバイスが発生する薬剤エアロゾルの研究

概要

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【目的】吸入ステロイド薬の各ディバイスの性能を評価する.【方法】エアロゾルの粒子径はAerodynamic Particle Sizer^[○!R] Spectrometerで,エアロゾル化の割合はアンダーセンノンバーブルサンプラーで測定した.【結果】Mass Median Aerodynamic Diameterは,吸引流量が増加すると低下する傾向を示したが,吸引流量に関わらず全てのディバイスで1-4μmであった.一方,28.3L/minの吸引流量で11μm未満のエアロゾルになった薬剤の割合は,BDP-HFAとCIC-HFAは100%,FP-HFAは87.5%,BUD-DPIは47.0%,FP-DPIとSFC-DPIは各々6.2%と4.9%であった.60L/minの吸引流量で7.6μm未満のエアロゾルになった薬剤の割合は,BUD-DPIは78.2%,FP-DPIとSFC-DPIは各々5.9%と6.5%の薬剤であった.【考察】MDI製剤では,噴霧と吸気を同調しやすいディバイスの吸入効率が高く,DPI製剤では,BUD-DPIの吸入効率が高く,吸引流量を増大させるとBUD-DPIの吸入効率はさらに高くなることが示された.
2009-07-30