保育実践・保育士養成・子育て支援環境改変への認知心理学の可能性-ワーキングメモリ(WM)理論からの試論-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
苧阪のワーキングメモリ研究の将来展望(苧阪直行(2008)「ワーキングメモリ研究の現在」、苧阪直行編著、ワーキングメモリの脳内表現、第1章、京都大学学術出版会、p3-18.)によると、現代社会は、ワーキングメモリ容量を超える情報処理を強制的に要求するようになっており、その結果としてディジタルバイド(情報処理に関する知識・技能格差)が拡大する状況にあるため、ワーキングメモリの特性を考慮した社会設計や教育・支援プログラムの開発が急務であるとしている。そこで本稿では、苧阪の提言を受けて、保育実践・保育士養成・子育て支援環境の3分野における現状や課題ついて、認知心理学の代表的な理論であるワーキングメモリ理論の視点から説明や提言を試みた。
- 2009-03-31
著者
関連論文
- 保育実践・保育士養成・子育て支援環境改変への認知心理学の可能性-ワーキングメモリ(WM)理論からの試論-
- 自閉症における顔刺激反復に対する慣れの失敗 : 事象関連脳電位による検討
- 保育所・幼稚園・小学校間における発達障がい児支援のための連携体制構築条件の検討
- 特別支援教育制度下の幼稚園と市町村教育委員会の関係
- 特別支援教育制度における保育所・幼稚園・小学校間の接続及び連携の課題
- 学童保育における指導員の困難性に関する研究 〜学童保育所指導員を対象とした質問紙調査の結果から〜