VANET環境におけるコンテンツ指向型通信を用いた渋滞特性分析法(アドホック)

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概要

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本稿ではコンテンツ指向型通信(COC:Contents Oriented Communications)を扱う。コンテンツ指向型通信とは、アドホックネットワーク環境においてリアルタイム性を重視した新しい情報分散・共有法である。テロ、大災害、突発的な事故・渋滞の発生直後の数秒以内に、その事象に関する情報の獲得を目指している。本稿では、特に、動的環境として道路交通トラヒックに着目し、VANET環境におけるコンテンツ指向型通信を提案する。VANET環境において本方式を用いれば、各車両の車載機器がリアルタイムな情報交換を行い、運転者が突発的な渋滞を即座に把握することを可能とする。さらに、本稿では、車両が得た渋滞情報をさらに分析し、片側渋滞など、渋滞が持つ特性を推定する渋滞特性分析法を提案する。計算機シミュレーションにより、有効性を確かめた結果、渋滞の検知と共に、渋滞の特性も推定可能であるということを明らかにした。
2009-02-24

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