第二言語語彙意味習得におけるインプットとアウトプットの役割 : 大学でのクラスルームリサーチより(英語教育法)
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概要
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話者は,会話において意思の疎通が上手く行かなかった場合に,相互理解に向けて会話の修正(意味交渉/Negotiation of Meaning)を試みることがある.近年の相互交流仮説(the Interaction Hypothesis)では,その意味交渉を通じて生み出されるより理解可能なインプットが第二言語習得に重要であることに加えて,アウトプットの役割も重視している.学習者は,意味交渉を通して発話の産出や修正を強制されることにより,目標言語への注意を高め,その結果,より深く目標言語を処理すると考えられるからである.本研究は,相互交流仮説に基づき,インプットとアウトプットの語彙学習への効果を,教室内での教師と日本人大学生とのタスク活動を基に調査した実践的研究である.
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