蒸着重合法による高分子薄膜の高次構造制御(有機材料・薄膜・界面・デバイス/フィルムベースデバイスのための界面制御とプロセス技術)
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概要
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溶媒フリーの乾式成膜法である蒸着重合法を用いて,尿素結合の持つ双極子モーメントを分極処理することにより圧電性・非線形光学効果を発現することが報告されているポリ尿素薄膜の作製を行った。本研究では,ポリ尿素中の主鎖の分子運動性に変化を与えるために数種類のモノマーの組み合せでポリ尿素薄膜を作製し,その高次構造と物性を評価した。ポリ尿素結合間に脂肪族由来の柔軟なセグメントがある場合には,双極子が基板との相互作用によって熱処理により容易に膜厚方向へ再配向した。それに対して,芳香族モノマーの組み合わせでは界面との相互作用では配向せず,分極処理の際に加熱しながら電場を印加することで再配列させることが可能であった。
- 2009-05-15
著者
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久保野 敦史
静岡大学物質工学科
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久保野 敦史
静岡大学工学部物質工学科
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熊谷 泰輔
静岡大学大学院工学研究科物質工学専攻
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久保野 敦史
静岡大学大学院工学部物質工学科
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久保野 敦史
静岡大学大学院工学研究科
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