フィリピン・ミンドロ島プエルトガレラの浅海性多板類(西太平洋における島弧の自然史科学的総合研究 第1期:台湾およびフィリピン)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フィリピンミンドロ島プエルトガレラの浅海域で多板類相を調査したところ,6科12属17種の生息を確認した.このうちIschnochiton albinusシラタマヒザラガイおよびCallistochiton graniferハナヤカカブトヒザラガイの2種はフィリピンからの初記録である.また,Leptoplax variaおよびAcanthochitona biformisの2種は共にフィリピンとインドネシアから記載されたものの,その後の記録がなく,本研究により100年ぶりの再発見となった.これら再発見の2種と,プエルトガレラから記載されたCryptoplax planaの計3種についてはより詳細な再記載を行い,分類学的に重要な形態的特徴を図示した.
著者
-
斎藤 寛
国立科学博物館動物研究部
-
齋藤 寛
Department Of Zoology National Science Museum
-
齋藤 寛
Department Of Zoology National Science Museum Tokyo
関連論文
- 1700年前のナスカの壺に描かれたヒザラガイ
- 赤坂御用地および常盤松御用邸の陸産貝類
- フィリピン海盆から採集されたヒラタヒザラガイ属の1新種(第2回国際ヒザラガイシンポジウム)
- P13. 巨大溝腹類サンゴノフトヒモの大量捕獲(日本貝類学会平成19年度大会(豊橋)研究発表要旨)
- P13. 相模灘産多板類相予報(日本貝類学会平成18年度大会(東京)研究発表要旨)
- 相模灘産多板類相予報
- サンゴノフトヒモ(溝腹綱)によるイソギンチャクの捕食
- P17.南西諸島の陸棚および漸深海帯より得られた多板類(日本貝類学会平成17年度大会(西宮)研究発表要旨)
- 第2回国際ヒザラガイシンポジウム顛末記
- P2.ベトナム南部ニャチャンで採集された浅海性多板類(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- 八丈島の浅海性多板類
- 皇居の陸産および淡水産貝類
- 瀬戸内海の多板類
- P-5 瀬戸内海の多板類相(平成 12 年度大会(山口)研究発表要旨)
- P-1 長崎県五島列島の多板類相(日本貝類学会平成 11 年度(創立 70 周年記念)大会(東京)研究発表要旨)
- 東海沖の貝類遺骸リスト
- イオンクロマトグラフィーによる巻貝(軟体動物)中テトラミンの分析及び調理による消長
- 自然教育園の陸産,淡水産貝類
- National Science Museum, 1997, Deep-Sea Fauna and Pollutants in Suruga Bay, National Science Museum Monograph, No.12, 336pp., ISSN 1342-9574, [駿河湾の深海動物相および海洋汚染, 国立科学博物館モノグラフ 12 号]
- 20. 駿河湾の深海性多板類相(日本貝類学会平成 9 年度大会(神戸)研究発表要旨)
- 北西太平洋で初めて発見されたサメハダヒザラガイ科の 1 属, Parachiton (多板綱 : サメハダヒザラガイ亜目)の 7 新種
- 1. 北西太平洋で初めて発見されたサメハダヒザラガイ属の 1 亜属 Parachiton (多板綱 : サメハダヒザラガイ科)の 7 種について(平成 8 年度大会(鳥羽)研究発表要旨)
- 女川湾の多板類相
- F. J. A. スリーカー著, 「世界のヒザラガイ類-現世多板類図説, F. J. A. Slieker, 2000, Chitons of the World-An illustrated Synopsis of Recent Polyplacophora, L'Informatore Piceno, Ancona, Italy, 160pp.
- エゾバイ科巻貝(軟体動物)の唾液腺,可食部及び内臓中のテトラミン含有量
- フィリピン・ミンドロ島プエルトガレラの浅海性多板類(西太平洋における島弧の自然史科学的総合研究 第1期:台湾およびフィリピン)
- 23. 日本産ケムシヒザラガイ属の分類(平成 6 年度大会(東京)研究発表要旨)
- フィリピン・ミンドロ島プエルトガレラの浅海性多板類
- 24. 北海道東部の浅海性多板類相(平成 6 年度大会(豊橋)研究発表要旨)