カナダの森林の持続可能性を巡る論議から見た日本の間伐問題(テーマ : 21世紀における持続可能性の新たな展開と森林資源問題-資源転換とプランテーション林業の行方-,2009年春季大会論文)
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概要
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カナダで見られる分権・参加型の政策形成・実施を日本の間伐対策に適用する意義を検討することを目的とし,カナダの森林・林業政策を概観し,日本の間伐対策と対比を行う。カナダの森林・林業の持続可能性について政府側の見解と環境保護団体側の見解を対置し考察した。統計データへの信頼性,原生林についての価値観および法正林への移行についての意識の差が見方の違いを生み出していることが確認できた。カナダの2003〜2008年国家森林戦略について概観し,分権・参加型の政策形成・実施の実態を明らかにした。日本の森林の持続可能性へ向けた政策の一例として間伐対策を取り上げ,その特徴である集権的政策形成・実施などの特徴について論じた。カナダと日本の比較対照から,日本における間伐対策について分権・参加型の政策形成・実施を行う意義の検討を行った。
- 2009-03-01
著者
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