読解授業におけるタスク活動の問題点
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概要
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学生が社会のニーズに応じた専門知識と技能を身につけ、その力を有効に使うためのコミュニケーション能力を持つことは、今日の大学の重要な目標である。特に英語教育においては中学・高校と大学の連携が唱えられるなか、高校までの学習で蓄積したものに、専門分野の方法論なども視野に入れた学術目的の英語をいかに組み合わせるか、ということを考える必要がある。本稿では、全学共通科目である英語読解に新聞英語を採用し、その授業にどのようなタスク活動を取り入れたら効果的かという観点から、学習者要因の分析と英語教科書の調査を行った。先ず、経済学と人文科学を専攻とする学部生を対象にアンケート調査によるニーズ分析を行った。この結果をもとに、対象状況やスキルの目的によって、どのようなタスクが有効かということを考察した。またそれを通じて、基礎教育課程と専門教育課程をつなぐ一貫した学習プログラム作成のための、今後の課題と可能性を探った。
著者
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