専門教育を支援する大学英語について : ESPの実践例からの一考察
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概要
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大学設置基準の大綱化以降、日本の大学においてはカリキュラム改革を中心としたさまざまな改革が順次行なわれて来た。本稿では、社会のニーズに応じた専門的知識と技能を持った学生を育成するという今日の大学の目標に沿う基礎的な英語教育とはどのようなものかということをESP(特定目的の英語)の歴史をたどることによって考察する。さらに、基礎教育課程と専門教育課程をつなぐ一貫した英語教育プログラムの事例を検討し、今後の課題と可能性を探る。専門教育が第一言語(日本語)で行なわれる日本の大学の場合、英語学習は広い意味での情報の収集と将来に亘っての学術的・職業的な目的を視野に入れたものとなる。従って欧米型のEAP(学術目的の英語)の実情と手法を踏まえつつ、今後は日本型の教材開発と教授法との最適なバランスを求める中で効率的な大学英語教育について考えて行きたい。
- 2006-02-03
著者
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