成人看護学急性期事例学習におけるシナリオの検討 : 学生へのグループインタビューより
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概要
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本研究は、学生の思考力や学習力を養い、かつ成人看護学教育における目標を達成できるような事例学習のシナリオ作成の一助とすることを目的とし、教員が作成したシナリオを用いて、学生に対しグループインタビュー調査を行った。インタビュー内容を分析した結果、「情報提示および構成」「興味・関心をもつ表現および情報」「印象および感想」に分類され、これらはさらに時制の変化の影響、情報開示の順番、情報量、患者自身の語りや会話による表現、看護師とのやりとり場面による表現、学習目標達成のためにとる情報、学生のレディネス、ディスカッションの効果に分けられた。事例学習におけるシナリオ作成では、学習目標の達成に向け、シナリオ展開における時制の変化、適切な患者の語りや会話の活用、十分かつ的確な情報提示、学生のレディネスに留意する必要があることが示唆された。
- 東邦大学の論文
- 2008-03-31
著者
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