好みの形成に処理水準が及ぼす影響(視知覚とその応用及び一般)
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概要
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対象への好みとその接触経験の間には大きな関連が存在すると考えられる.従来の多くの研究では,接触経験の中でも単純接触と好みとの関連が検討されてきた.そこで本実験では,単純接触ではない意図を伴った接触が好み形成に及ぼす影響を,対象知覚時の処理水準および処理の回数を操作して検討した.その結果,深い処理が行われた対象は浅い処理が行われた対象よりも,5回処理が行われた対象は1回しか処理が行われなかった対象よりも好ましいと評価された.また,これらの効果は、処理の直後だけでなく、1日後、1週間後においても持続しており、好み形成に持続的な影響を及ぼすことが明らかになった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-10-31
著者
-
吉川 左紀子
京都大学こころの未来研究センター
-
布井 雅人
京都大学大学院教育学研究科
-
吉川 左紀子
‡京都大学こころの未来研究センター
-
布井 雅人
京都大学大学院
-
布井 雅人
京都大学大学院教育学研究科:日本学術振興会
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