環境問題の解決と戦略的協働 -脱スパイクタイヤ社会の事例研究-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,NPO,政府,企業間の戦略的協働(以下「協働」と略記)がいかにして形成,実行および展開されるのかを解明することである。分析された事例は,1970年代後半から顕在化したスパイクタイヤに起因する粉塵問題の解決を目的とした協働である。 分析の結果,(1) 協働アクティビストがアジェンダの重要性を参加者に認識させる場合,協働が促進される,(2) 組織のやる気が最も高い組織は,時間の経過とともに交替する,(3) 参加者によって能動的もしくは偶然に,3種類の協働の窓がほぼ同時に開かれる場合,協働の実現可能性が高まる,等の仮説命題が支持された。
- 北海道大学の論文
- 2009-06-11
著者
関連論文
- ツール・ド・北海道と車粉問題の解決プロセスの特徴
- NPO,政府,企業間の戦略的協働 -黒松内ぶなの森自然学校-
- NPO・政府・企業間の戦略的協働 -霧多布湿原トラストと北海道グリーンファンド-
- 環境問題の解決と戦略的協働 -脱スパイクタイヤ社会の事例研究-
- 戦略的協働の理論的枠組
- NPO・政府・企業間の戦略的協働に関する実証研究 -ツール・ド・北海道の事例分析-