戦略的協働の理論的枠組
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,環境問題などの社会的課題の解決を目的とした異なるセクターに属する組織間の戦略的協働(新しい社会的価値の創造を目指したNPO,政府,企業間の協調的活動)が見られるようになった。これら異なるセクターに属する組織間の協働は,NPOと企業,NPOと政府といった2つの異なるセクターに属する組織間の協働のみならず,NPO,政府,企業の3つの異なるセクターに属する協働もみられるようになった。また,これら異なるセクターに属する組織間の協働に関する研究がさまざまな分野において行われるようになった。 しかしながら,異なるセクターに属する組織間の協働に関する理論的研究は,必ずしも十分に行われていない。そこで,本稿では,NPO,政府,企業の3つの異なるセクターに属する組織間の協働を分析しうる理論的枠組の導出を目的とし,既存の研究を概観した。そして,3つの異なるセクターに属する組織間の協働を分析するための理論的枠組「協働の窓モデル」を提示した。
- 北海道大学の論文
- 2009-03-12
著者
関連論文
- ツール・ド・北海道と車粉問題の解決プロセスの特徴
- NPO,政府,企業間の戦略的協働 -黒松内ぶなの森自然学校-
- NPO・政府・企業間の戦略的協働 -霧多布湿原トラストと北海道グリーンファンド-
- 環境問題の解決と戦略的協働 -脱スパイクタイヤ社会の事例研究-
- 戦略的協働の理論的枠組
- NPO・政府・企業間の戦略的協働に関する実証研究 -ツール・ド・北海道の事例分析-