北鹿地域におけるBDF副生成グリセリンの活用 : コンクリート型枠離型剤の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
BDF(Bio Diesel Fuel)生成に伴う副生成グリセリンは、不純物が多くアルカリ性が強いこともあり、有効な活用法が少ない現状にある。そこで、コンクリート型枠離型剤としての活用を検討した。秋田県大館市で廃食油からBDFを生成しているNPO法人工房JOYさあくるで副生成された廃グリセリンを対象に試験をおこなった。JOYさあくるの廃グリセリンは常温で固体状であり、水とイソプロピルアルコール廃液を加えることで離型剤とした。イソプロピルアルコールは電子部品の洗浄剤の廃液を再利用した。粘度、離型性、離型荷重、圧縮強度、着色状態、鋼製型枠に対しての防食性を市販の水性離型剤と比較をおこなった。離型性や離型荷重、着色状態と防食性については市販品と遜色ない結果が得られた。しかし、グリセリン濃度が高い場合には圧縮強さの低下が確認された。
著者
関連論文
- 鉄筋腐食における自然電位振動の基礎的検討
- 北鹿地域におけるBDF副生成グリセリンの活用 : コンクリート型枠離型剤の検討
- 規矩術によるジオデシックドームの検討
- BDF副生成グリセリンの活用 -住宅用潜熱蓄熱材(PCM)の検討
- 羽子板ボルトを用いたフレーム工法によるジオデシックドーム構造模型の製作