羽子板ボルトを用いたフレーム工法によるジオデシックドーム構造模型の製作
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
木質材料でジオデシックドームを建設する工法は、パネル工法とフレーム工法に分類できる。フレーム工法はフレーム材に専用の接合金物を取り付けてドームを組み立てる。本稿では、接合金物にアートNPOヒミングの平田氏が考案した羽子板ボルトを使用する工法を試みた。しかしながら、本来の羽子板ボルトとは異なる使用方法となるため、構造上の検討が必要となる。そこで、ドームに作用する荷重や外力に対するフレーム材の応力度を要素剛性マトリクス法により計算をおこなった。また、羽子板ボルトの座屈強度試験をおこない、許容耐力とフレーム材に生じる圧縮軸力の比較をおこなった。これらの検討結果をもとに、直径5mのジオデシックドームの構造模型を製作した。
著者
関連論文
- 鉄筋腐食における自然電位振動の基礎的検討
- 北鹿地域におけるBDF副生成グリセリンの活用 : コンクリート型枠離型剤の検討
- 規矩術によるジオデシックドームの検討
- BDF副生成グリセリンの活用 -住宅用潜熱蓄熱材(PCM)の検討
- 羽子板ボルトを用いたフレーム工法によるジオデシックドーム構造模型の製作