浴室向け音声コントローラに用いる音響モデルの開発(応用システム)
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概要
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浴室のような高残響でかつ様々な非定常雑音が発生する空間では,音声認識性能の劣化だけでなく,非定常雑音による誤動作に対しても対処が必要となる.本稿では,浴室向け音声コントローラの実現を目指し,性能向上のための音響モデル開発として,雑音及び残響適応音響モデルの開発及び浴室内で発生する非定常雑音を棄却するための雑音棄却音響モデルの開発を行った.また,音響モデルの開発では,音声コントローラが受け付ける語彙に特化した音響モデルの作成手法として,学習データに含まれる音素コンテキストに注目したデータ選択手法の検討を行った.音声認識実験では,雑音適応,残響適応,語彙適応を施すとことで,86.77%から92.24%と約50%のエラー削減率を達成した.また,雑音棄却実験では,雑音棄却モデルを用いることで雑音棄却率が47.43%から93.19%と大幅な改善率を実現した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-10-17
著者
-
庄境 誠
旭化成株式会社新事業本部
-
馬場 朗
パナソニック電工株式会社新規商品創出技術開発部
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庄境 誠
奈良先端科学技術大学院大学
-
庄境 誠
旭化成株式会社音声ソリューションビジネス推進部
-
庄境 誠
旭化成株式会社 情報技術研究所
-
奈木野 豪秀
旭化成株式会社音声ソリューションビジネス推進部
-
日比谷 新平
パナソニック電工株式会社新規商品創出技術開発部
-
小笹 詩織
旭化成株式会社音声ソリューションビジネス推進部
-
竹原 清隆
パナソニック電工株式会社新規商品創出技術開発部
-
竹原 清隆
パナソニック電工株式会社emitプラットフォーム開発センター
-
馬場 朗
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 コア技術開発センター
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