多次元尺度構成法による音響空間の2次元可視化(音声・音響処理)
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概要
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MLLRなどの話者適応手法により有効な効果を得るためには,十分な量の音声サンプルをユーザから取得する必要があるが,実用化の現場では困難な場合が多い.音声認識システムを初めて使う瞬間から高い認識性能を確保するには,十分高い認識性能を提供する,精密な音響モデルライブラリの事前開発が重要である.一般に,多次元ベクトルの正規分布で表現されるHMM音響モデルを分析することは,困難である.音響モデルを2次元平面上に可視化し,人間の視覚分析能力を利用した,精細な音響モデルライブラリの開発を支援する手法として,COSMOS(aCOustic Space Map of Sound)法を提案する.性別,信号雑音比,タスク,発話様式などの分析を例に取り,音響空間の分析手法としての提案法の有効性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-07-16
著者
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庄境 誠
旭化成株式会社新事業本部
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庄境 誠
奈良先端科学技術大学院大学
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庄境 誠
旭化成株式会社音声ソリューションビジネス推進部
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庄境 誠
旭化成株式会社 情報技術研究所
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奈木野 豪秀
旭化成株式会社音声ソリューションビジネス推進部
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