高機能広汎性発達障害における心理劇の効果 : グループ創設期の事例の経過と現在
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper presents the results of 12years' research into the application of psychodrama as a treatment for children and adults with high-functioning pervasive developmental disorders(HFPDD). A total of 36 sessions were performed on Saturdays twice a month over 2 years : year X and year X+1. And there were some reports in year X+11. Varied dramatic themes were employed to explore the subjects' thoughts and feelings about personal relationships in different situations. Through this experience, subjects were encouraged to express and organize a wide range of feelings and were able to cultivate friendships. The validity of psychodrama as a treatment for young people with HFPDD was also investigated.筆者は、高機能広汎性発達障害者に対して、15年ほど前から心理劇を施行するグループをいくつか組織した。本稿では、その中で成人の発達障害者に対してこの12年行っている青年学級における初年度X年~X+1年の2年間、月2回土曜日に行われ、36セッション心理劇を施行されたその詳細な様子と12年目の状態についてまとめたい。
- 2009-02-27
著者
関連論文
- 高機能広汎性発達障害における心理劇の効果 : グループ創設期の事例の経過と現在
- 617. 車椅子体験が子どもたちに与える影響 : 連想調査法を用いて
- 紙芝居形式による「心の理論」高次テスト作成に関する予備的研究 -健常青年の反応特性-
- 学習障害及びその周辺児をもつ母親の育児不安とその影響要因に関する研究
- 紙芝居による「心の理論」高次テスト作成の試み : 学生成人の反応特性
- 学習障害及びその周辺児をもつ母親の育児不安とその影響要因に関する研究
- 自閉症者のパニックについての一考察 : 自閉症者たちの表現活動を中心に
- 入学期の大学生における発達課題に心理学講義が果たす役割 : 心理学講義レポートの分析を通して
- 青年期の高機能広汎性発達障害者に対する心理劇--セミ-オープン・グループでの適用
- 地域における学校に関わる臨床活動の現状と課題 ; 長崎県の「いじめ対策相談専門員派遣事業」を中心として
- 教育現場における臨床心理士 : 豊かな連携を目指して
- 発達障害児・者のための心理劇 (特集 発達障害児への適切な対応をめぐって)
- 自閉症児・者への適用 (サイコドラマの現在) -- (サイコドラマ対象の現在)
- 青年期の自閉症者に対する心理劇の効果 : 10年間の実践の検討
- あるアスペルガー症候群の青年に対する心理劇--「ねばらない」の世界から「ゆっくりのんびり」の世界へ
- 青年期の高機能自閉症者に対する心理劇
- 知的障害者施設における心理治療的接近
- 精神発達遅滞者のライフサイクルにおける福祉施設の意義
- 熊本大学教育学部附属教育実践総合センターにおける教育相談活動の現状と課題 : 平成14年〜15年度の活動報告より