子どもの病気に際して母親が行う説明と対応に関する研究 : 山間部に居住する母親を対象に
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概要
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本研究は、山間部に居住している母親を対象に子どもの病気に際し母親が子どもにどのような説明や対応を行っているか、その実態と背景を明らかにすることを目的とした。データ収集時点で幼児期の子どもを養育している母親6名を対象に、子どもの病気の場面での説明や対応に関して半構成面接を実施し、質的帰納的に分析した。分析の結果、病気の場面での子どもへの説明に関する1カテゴリー【病気の子どもへの説明・声かけ】と、病気の場面での母親の対応【普段の様子との違いによる気づき】【病気の子どもに対する家庭での手当て】【母親の不安を軽減するための行動】【翌朝までの受診の待機】【母親の不安を解消するための受診】【子どもの病気に関する日常的な情報の収集】の6カテゴリーが抽出された。【病気の子どもへの説明・声かけ】では、母親によって対応が分かれ、子どもはわからないから、不安にさせるからなどの理由で全く説明をしていない母親もいた。一方、丁寧な説明をしている母親でも、インフォームド・アセントでは回避すべきとされている受診前の子どもに『嘘をつく』という対応があった。【子どもの病気に関する日常的な情報の収集】では山間部という地域特性が現れ、日ごろからフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが図られ、保健師をはじめとする公的な機関や人物へ寄せる信頼が厚いことが伺えた。このような地域で知識の普及を図る場合には、公的機関や保健師、母親ネットワークなどを活用することが有効であることが示唆された。
著者
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大野 絢子
群馬パース大学
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城生 弘美
群馬パース大学保健科学部看護学科
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大野 絢子
群馬パース大学保健科学部看護学科
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園田 あや
群馬パース大学
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木内 妙子
群馬パース大学
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王 麗華
群馬パース大学
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大野 絢子
群馬パース大 保健科学
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大野 絢子
群馬パース大学 保健科学部看護学科
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