ダウン症児の言語・認知機能を高めるための検査法と指導の相互作用(北川均教授退職記念号)
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概要
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知的障害児の教育プログラム作成のための心理・教育検査法として,標準化されたテストを利用するのが一般的であるが,その利用には限度がある。本稿は神経心理学と教育心理学の理論に基づき実施した検査方法(Part I)と指導方法(Part II)からなる事例研究である。Part Iでは,ルーリア,ゴールドバーグ等の理論を基に,ダウン症児の未開発の能力の探索を試みた。その結果,新たな心理・神経学的諸検査の利用により標準的テストでは測定できなかった潜在的能力が明らかになった。Part IIは,ダウン症児の潜在能力を開発することを目的として,視聴覚的手法の効果的な利用による指導を行った。長所である視空間の情報処理能力と弱点である音韻処理能力の統合を図りながら,言語および数の基本概念の指導を行った実践報告である。
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