外国語語彙学習に関わる音韻知覚と作動記憶および非言語的要因について
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概要
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外国語学習の不振の多くは,音声処理過程の欠陥に起因し,特に,作動記憶と音韻知覚に関連があることが先行研究によって証明されている。本研究では,英語を母国語とする学生を対象として,日本語の語彙学習とそれら音声処理能力の関係について実験・調査を実施し,刺激の型(言語性または非言語性)と提示方法の違いが学習成績にどのような影響を及ぼすか,また,音声処理能力とどういう関係にあるかを比較した。その結果,(1)刺激を与える条件が語彙学習の成績に影響があることと,(2)作動記憶が語彙学習と統計的に有意な関係にあることが明らかになった。
- 大阪体育大学の論文
- 2004-03-24
著者
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