授業の改善についての研究
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概要
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社会人として大学卒業生に要求されるのは、専門知識と併せて、創造的な課題を発見する能力とそれを解決するための行動力を持つことと、行動した結果に責任を自覚しているということである。筆者は長い間企業人として、若い社員の教育と訓練に携わってきたが、とくにこの十数年、専門知識も含めて、上述の諸点に意欲の乏しい新人を見かけるようになっていた。先頃から大学に身を投じた筆者は教育の現場に出てみて、その遠因について首肯するところがあり、授業方法について多少なりとも改善を図ってきた。ここに述べる研究はその結果である。専門知識の習得には授業ごとのアスキングと試験、事例研究、期末の再試験など、課題発見などの自覚の育成には様々な注文をつけた宿題を出すこと、単に解答のみではなく考察を強いるような試験や課題を与えて討議をすること、調査、追求、検討、発表などを必要とする論文の作成を繰り返すこと、そして責任のある立場で実務の運営に携わるようにすることなどである。
- 近畿大学の論文
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