働く人間の満足度についての研究
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概要
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とくに生産の場で、そこで作業する人間を躍動させ、彼等の能率を上げ、製品の品質の向上や原価の低減を図るためには、作業する人間がその作業に満足感を抱いているかどうかによる。ここでは、さまざまな作業をする際に生じる人間の脳波や筋電位などを測定することによって、作業する人間の満足感を定量的に測定することを試みたもので、作業のし方、製品や設計のあり方について考察したものである。前頭部の左右2か所の電位差を測定することによって、働く人間の脳波の傾向を知ることができる。脳波の内アルファ波は人間の満足度と関係があり、アルファ波が大きいときにはその満足度は高いが、その発生程度は作業環境に影響される、そして一般に肉体的に負担が大きい作業では満足度は低いが、製品設計の改良などで肉体的な負担を軽減した場合には満足度が高くなるなど、肉体的な負担が大きい作業でも、精神面で好い環境にあれば満足度の低下は少ないなどの結果を得た。
- 近畿大学の論文
- 2000-02-25
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