フィールドワークにおけるエマンシパトリーディスアビリティリサーチの斬新性とジレンマ
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概要
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本論は障害者を対象とした実態調査が、障害者の社会生活のニーズを十分に表していない現状を解決していくために、欧米の障害学で長年議論されているemancipatory disability researchに注目し、その定義と特徴を分析している。また、日本の障害者を対象とした実態調査の現状を踏まえて、emancipatory disability researchを実践に日本で活用する際の有効性と限界を述べている。結論としては、emancipatory disability researchが目指している調査方法やゴールを目標としながら、調査者の役割を見直し、また、障害当事者が調査対象者だけでなく調査の主体者になることを模索することが重要であることを述べた。
- 沖縄国際大学の論文
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