不安定プラークの概念と診断(2.全身ハイリスクを合併する頸動脈病変,<特集>全身脈管病としての脳卒中)
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概要
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頸動脈不安定プラークの診断技術は進歩しつつあり,modalityも超音波,MRI,FDG-PETと選択肢が増えてきているが,まだevidence levelは高いとはいえない.頸動脈エコー検査では,低輝度プラーク,潰瘍形成,不均一プラークが脳梗塞発症のリスクとなるとされているが,最近プラークの可動性についても評価が可能となり,特に症候性の可動性プラークは再発のリスクが高く,迅速な対応が必要と考えている.経頭蓋ドプラー検査による微小栓子信号の検出も不安定プラークを間接的に反映するもので,多数検出される場合はやはり迅速な対応が必要となる.MRIによるplaque imagingもプラークの脆弱性の診断に有用であり,超音波検査と併用して用いることによりお互いの弱点をカバーできる可能性がある.いずれにしてもまだ大規模な前向き調査が行われていないのでガイドライン的なものはないが,検査を組み合わせながら治療法の選択の参考にしていただきたい.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2008-12-20
著者
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長束 一行
国立循環器病センター内科脳血管部門
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長束 一行
国立循環器病センター脳血管内科
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長束 一行
国立循環器病研究センター脳血管内科
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長束 一行
国立循環器病センター 内科脳血管部門
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長束 一行
国立循環器病研究センター脳神経内科部門
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