孔子の倫理哲学論(3) : 道徳論を中心として
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概要
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この論説は,目次,I序論,II本論,第1節孔子の孝,第2節孔子の志,第3節孔子の勇,第4節孔子の敬,第5節孔子の師,III結論,から成立している論文である。孔子の孝,志,勇,敬や師とは何かを問題にしてみた。それらの根拠として,儒学における『論語』や『孟子』などの出典を提示して,各々の内容を分析や総合し問題にしてみたのである。また,中国古代,周の春秋時代,孔子は,仁,義,礼,知,信や愛の哲学はもとよりのこと,学,道,徳,善,天や自,己,教,論,朋友の哲学だけでなく,本論では,如何に,なぜそれら孝,志,勇,敬,さらに,師などの倫理(Ethics),道徳哲学(moral philosophy)を主張したのかを問題にし,吟味してみたのである。つまり,孔子の倫理哲学は,人間としての基本的な理念(Idee)ではなかろうか,ということをロゴス(logos)的に体系付けて,その意義と価値を多少なりとも考察した論説である。
- 千葉商科大学の論文
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