孔子の倫理哲学論(2) : 道徳論を中心として
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概要
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この論説は,目次,I序論,II本論,第1節孔子の自,第2節孔子の己,第3節孔子の教,第4節孔子の論,第5節孔子の朋友,III結論,から成立している論文(注付)である。孔子の自,己,教,論や朋友とは何かを問題にしてみた。それらの根拠として,儒学における『論語』や『孟子』などの出典を提示して,各々の内容を分析や総合し問題にしてみた。また,中国古代,周の春秋時代,孔子は,仁,義,礼,知,信や愛はもとよりのこと,学,道,徳,善や天だけでなく,本論では,如何に,なぜそれら自,己,教,論さらに,朋友などの倫理(Ethics),道徳哲学(moral philosophy)を主張したのかを問題にし,吟味してみたのである。つまり,孔子の倫理哲学は,人間としての基本的な理念(ldee)ではなかろうか,ということをロゴス(1ogos)的に体系付けて,その意義と価値を多少なりとも考察した論説である。
- 千葉商科大学の論文
- 2006-12-31
著者
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