日本手術室看護の歴史から観た専門性の課題
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概要
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手術室看護は,早くから専門看護職として,認定の方向を目指しながら,手術室看護の意義や,専門性を明確にできなかったため,他の部門より遅れ,2003年8月に認定看護分野に特定された.手術室看護の手術看護の歴史的背景から認定看護師を育成するまでの経緯を踏まえて,手術室看護の専門性をより発展させてゆくために,今後の課題について文献を用いて考察した.わが国の手術室看護を考える時に,手術が発達してきた経緯と,手術室の専門性,意義,手術看護師のキャリアアップ,手術室の看護業務という現状から観ると手術室看護の専門性を高めてゆくには,看護の権限と責任範疇の拡大を手術室看護師,自らが,実施してゆくことが必要であろう.手術室認定看護師が誕生するにあたって,認定看護師を増やしてゆく事を,認定看護師を管理者と混同しないで役割を明確にすること,認定看護師が看護モデルとして活躍できるようにしてゆくことが,必要である.手術室管理者やそれを支援すること手術看護学会は,看護師の専門性を高める上でも,手術室看護師のケアが,直接診療報酬につながらず,看護定数の看護料も認められていないことを改善してゆくよう働きかけてゆく必要があろう.
著者
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