作業療法士協会版「認知症アセスメント」の有用性の検討

元データ 出版 西九州大学

概要

本研究の目的は,重度認知症患者デイケアにおける作業療法士協会版「認知症アセスメント」の有用性を検討するものである。認知症高齢者および主家族介護者,各50組を対象に調査を実施した。その結果,「認知症アセスメント」における軽度群,重度群の2群間の比較において,Mini Mental State Examination, Clinical Dementia Rating,見守り度評価に有意差が認められた(p<0.01)。しかしながら,Zarit Caregiver Burden Interview (以下ZBI)やデイケア参加期間に有意差は認められなかった。このことにより,「認知症アセスメント」が,知的・行動面の重症度やデイケア職員の見守りの視点を反映する可能性があることが示唆された。タイプ分類とZBIの関係では,ZBI平均点が「ひっそり,ごそごそタイプ」,「周囲との摩擦タイプ」で高い傾向があり,身体機能の低下や対人トラブルが介護負担感に影響を与えることがわかった。

著者

上城 憲司 西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
白石 浩 今津赤十字病院リハビリテーション科
堀川 晃義 今津赤十字病院リハビリテーション科
納戸 美佐子 久留米大学文学部
谷川 良博 東郷外科医院デイケア
菅沼 一平 今津赤十字病院リハビリテーション科
上城 憲司 西九州大学 リハビリテーション学部

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