成人看護学実習における実習の不安と生活状況の関連性について
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概要
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本研究の目的は成人看護学実習における実習の不安と生活環境が与える影響の関係性を明らかにすることである.対象はK短期大学看護学科3年生80名に,実習開始前に自記述式質問用紙調査票と心理学的検査の日本版State Teait Inventory (以後STAI)について,質問用紙を用い行った.その結果臨地実習前は状態不安・特性不安は高かった.趣味と状態不安との間には,ストレスを感じた時に学生は,なんらかの趣味を行うことで気分転換を図り,ストレスに対応していることがわかった.性格と特性不安とのとの間には,学生自身が感じている性格で明るい・くらいでは,不安を感じていないと判断することは出来ないと考えることができた.親に悩みを相談と特定不安との間には,学生は親に相談することより,実習に関しては同じグループや友人に相談している傾向がみられた.学生にとって相談ができる相手がいるということがわかった.相談をすることで,臨地実習のストレスが軽減できると考える.すなわち不安やストレスを軽減・解消するには,生活環境の人間関係が関連していることが示唆された.
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