養護学校用音楽科教科書の教材による授業
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概要
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養護学校用音楽科教科書や解説書が活用されていないという現状がみられるが,教科書には合わせて180曲もの教材が掲載されており,しかも,知的障害児の興味・関心や生活,発達段階に見合った教材が用意されている。そこで,養護学校小学部用の音楽科教科書に掲載されている教材を活用して,音楽の授業がどのように展開できるか,実際に授業を行い,その結果をリズム反応を中心に分析した。対象は小学校特殊学級の5名の児童で,ほとんど正確なリズム反応がむずかしい児童から,八分音符を含むリズムパターンに反応できる児童まで幅広かったが,教師の支援を得ながらも楽しく,授業に参加することができた。また,教科書掲載の教材の活用も有効であることが示唆された。The music textbooks in school for the mentally retarded have not been used. The Textbooks have 180 music teaching materials, and they correspond with mentally retarded children's interest, development of music talent, and daily life. We made a teaching plan, using the Textbooks as a teaching material, in mentally retarded class which had 5 children. Their age were 7-12. VTR records were analyzed of children's activities. In rhythmic responces, one child had much difficulty to responded, the others could respond to the complicated rhythmic patterns. But all of them participated in music class pleasantly with supports by teachers, and enjoyed. We found that music teaching materials in the Textbooks are useful.
- 上越教育大学の論文
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