保育実習で体験した乳幼児の食の現状と栄養教育への取組
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概要
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幼児教育学科1年の2週間の保育実習が終わってからの小児栄養の授業で、ブレーンストーミングの手法により学生が体験した乳幼児の食について討議した。また、食教育の媒体としてカルタ作りを行った。その結果、以下に示すような知見が得られた。1「食事マナー」が全体の約3割近くの29%を占め最も多かった。はしやスプーン、フォークなど食事をするときの食具について個人差があることが示唆された。2「食事マナー」の次には「好き嫌い・偏食」、「困ったこと」、「おやつ」、「うれしかったこと」、「朝食の欠食」の順であった。3「困ったこと」では、食べない子への対処の仕方、遊び食べなどが多くみられた。4「うれしかったこと」では、声かけを行ったり、食べさせてあげたり、嫌いなものを小さく切つてあげたりすると食べてくれたことが自信につながった。5保育実習中での指導者としての配慮の仕方に関して学んだことが多く挙げられた。6栄養教育の教育媒体として作成した食育カルタは、学生にとって今後の実践の場で活用できる成果となった。
著者
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