アンケート調査から見える歯科医療の特殊性
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概要
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他の資産価値に対するアンケート調査と,日本政府が発刊する各種統計調査の結果を用いて,歯科医療の特殊性について検討を行った。アンケート調査の結果,28本の歯の資産価値は,平均で973万円という結果となった。年代別の結果では,30歳代が一番高い値となり,1本の歯にかけてもよい治療費は,やはり30歳代が一番高い結果となった。歯科診療代の支出弾力性は,C区分の"贅沢品"に分類され,収入階級別における医療費負担の結果では,収入の少ない階級では歯科診療代は少なく,多い階級では多くなる事が分かった。これらの事から,歯というのは,食べる機能よりも審美的な要求が大きいと考えられた。一方医科診療代や入院料は,A区分の"必需品"に分類され,歯科医療は特殊な医療分野であると考えられた。また各地域によって,歯の資産価値や歯科診療代に大きな違いがあることが分かった。
- 岐阜医療科学大学の論文
著者
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南 武志
関中央病院検査科:岐阜大学大学院医学系研究科分子生理学分野
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中村 浩二
岐阜医療科学大学保健科学部衛生技術学科
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富田 美穂子
松本歯科大学口腔生理学教室
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中村 弘之
ナカムラ歯科医院
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富田 美穂子
松本歯科大・口腔生理
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