対象理解を深めるための在宅看護実習方法とその学習成果についての文献研究
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概要
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在宅看護実習について、学生が対象理解を深めるための実習方法と学習成果について明らかにすることを目的として文献研究を行った。在宅看護論・在宅看護学・在宅看護実習をキーワードとして文献検索を行い、原著論文であり実習方法と学習成果が明示されているもののうち、学生が対象理解を深めることに焦点をあてた4件を対象とした。その結果、学生が療養者の具体的な生活を体験し、QOLについて考える機会を与えることで、療養者や家族の個々の生活や価値観を知り、生活を支えるという視点に立った看護を考えることができることが明らかにされていた。そして、複数の療養者を訪問するだけではなく、1人の療養者の援助について考えることでより深い対象理解ができることが示唆されていた。また、アセスメントツールを使用することは在宅看護実習の環境に不慣れな学生にとって看護過程を展開する際に見落としなく様々な視点から対象者を捉えるために有用な学習支援教材となることが明らかにされていた。
- 2008-03-31
著者
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