医療系大学生における朝食欠食とライフスタイルとの検討
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概要
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平成17年国民健康・栄養調査報告によると, 20歳代, 30歳代の朝食欠食率が増加しており,毎日の朝食摂取は,健康的習慣を構築するための課題となっている.そこで本研究は,医療系大学生を対象にライフスタイルの横断アンケート調査を行い,朝食欠食に関与する因子を検討した.その結果,有効回答290名(男子241名,女子49名)から以下の結果を得た.週2日以上朝食を欠食する者は,男子で62.2%,女子で51.0%であった.学年別では,第1学年では,過2日以上朝食を欠食する者は27.3%であったが,第2学年以上になると増加し, 70%以上となった.また健康状態が不良と感じているものに朝食欠食者が多かった.次に,過2回以上朝食を欠食する者を朝食欠食者とし,ライフスタイルを検討した.その結果,喫煙者と家族と別居している者に朝食欠食者が多く,逆に6〜8時間の睡眠をとっている者に少なかった.
著者
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西山 緑
獨協医科大学テュートリアル委員会
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科医療生命科学専攻
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大石 賢二
粟倉医院
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西山 緑
獨協医科大学 医学部 公衆衛生学
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西山 緑
獨協医科大学国際教育研究施設教育支援センター
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大石 賢二
東亜大学大学院・生命科学
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大石 賢二
東亜大学医療工学部医療工学科
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科生命科学専攻
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西山 緑
獨協医科大学公衆衛生学
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大石 賢二
東亜大学大学院総合学術研究科
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八杉 倫
東亜大学大学院 総合学術研究科 生命科学専攻
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