新入生を対象とした喫煙防止教育施行がタバコに対する意識に与える影響の検討
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概要
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大学入学早期からの喫煙防止教育の大切さがこれまでに指摘されていたが,喫煙防止教育の効果に関してほとんど検討されていない.本研究は,大学新入学時に喫煙防止教育を施行し,その前後の喫煙に対する態度や喫煙防止教育を行う意欲や自信の変化等を検討することを目的とした.2008 年4 月に,新入生74 名(男子54 名,女子20 名)を対象に喫煙防止教育を施行し,教育の直前とその一週間後に同一アンケート調査を行い,PASW Statistics 18.0 for Windows を使用し,c 2 検定及びt 検定を行った.喫煙防止教育後の喫煙者の禁煙に対する関心度や非喫煙者の喫煙に対する関心度には,有意差は見られなかった.さらに,喫煙防止教育を受けた経験が十分あるかという質問に関しては,「タバコの害」と「タバコの依存性」では教育前と有意差は無く,「禁煙指導の方法」に関してのみ,有意に上昇した.しかし,喫煙行動に対する態度に関しては,「医療施設の全面禁煙化」以外の全項目で有意に上昇した.さらに,タバコに関する社会の動きに対する関心度が有意に高まり,喫煙防止教育に対する意欲や自信も有意に上昇した.本研究は長期的な教育効果を検討するには不十分であるが,喫煙防止教育として新入生の意識向上に良い影響を与えた.
- 2010-10-25
著者
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西山 緑
獨協医科大学テュートリアル委員会
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科医療生命科学専攻
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三浦 公志郎
東亜大学大学院総合学術研究科医療生命科学専攻・ 川崎医科大学分子生物学2
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大石 賢二
粟倉医院
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西山 緑
獨協医科大学 医学部 公衆衛生学
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西山 緑
獨協医科大学国際教育研究施設教育支援センター
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科生命科学専攻
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三浦 公志郎
東亜大学大学院総合学術研究科医療生命科学専攻 : 川崎医科大学分子生物学2
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八杉 倫
東亜大学大学院 総合学術研究科 生命科学専攻
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