医療系大学における習慣的喫煙者と非喫煙者のライフスタイルとタバコに対する意識調査の検討
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概要
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わが国では,「健康日本21」や健康増進法の施行にともない,タバコの害に関する教育がますます必要となってきている.そこで本研究は医療工学部で学ぶ大学生を対象に喫煙状況,生活習慣及びタバコに対する意識を調査し,喫煙の問題点を検討することを目的とした.平成18年4月に「喫煙行動とタバコに対する意識」に関する調査票を配布し,学生295名(男子244名,女子51名)の回答が得られた.その結果,習慣的喫煙率は,男子26.6%,女子9.8%と男子が有意に高かった.喫煙率は,学年が上がると増加し, 1年は11.6%であったが, 4年では35.7%であった.また喫煙者群は,健康状態が良くないと感じているもの,睡眠で十分な休養がとれていないもの,毎日に1食以上の欠食をするもの,間食が多いもの,外食が多いもの,飲酒頻度が高いものの割合が高かった.タバコの意識調査結果では,タバコの害についての教育は非喫煙者と喫煙者ともに受けているが,習慣的喫煙者は,禁煙の必要性に対する意識が低いという結果となった.特に,「医療系大学は全面禁煙すべき」,「医療従事者は喫煙するべきではない」の2提言の評価が低かった.本研究は,ある一つの医療系大学のみの調査であるが,医学部の学生と同様に,コメディカルを養成する大学においても,禁煙教育に取り組む必要性を示唆する結果となった.
- 獨協医科大学の論文
著者
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西山 緑
獨協医科大学テュートリアル委員会
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科医療生命科学専攻
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大石 賢二
粟倉医院
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西山 緑
獨協医科大学 医学部 公衆衛生学
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西山 緑
獨協医科大学国際教育研究施設教育支援センター
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大石 賢二
東亜大学医療工学部医療工学科
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八杉 倫
東亜大学大学院総合学術研究科生命科学専攻
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八杉 倫
東亜大学大学院 総合学術研究科 生命科学専攻
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