実習後のアンケート結果から把握できた臨床実習Iの実態
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概要
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我々は,東北文化学園大学作業療法学専攻(以下,本学)独白の内容で実施している臨床実習Iについて,実習の実態把握を目的にアンケートを実施し,分析を行った.その結果,次のことが明らかになった.(1)実習中の担当患者数が,1名ないし2名担当した学生と5名以上担当した学生とに二極化した.(2)学生たちは臨床実習Iを,有意義であり,学ぶことが多いが,悩み多い実習でもあると感じていた.(3)実習の内容(記録・課題・セミナー等)については,多くの学生ができたという実感をもっていなかった.(4)実際の実習中の生活時間は,記録記載にもっとも多くの時間を要しており,その分,睡眠時間や余暇・セルフケア時間が一般の大学生より少なかった.また,記録の時間に比べ,自主学習時間が短かった.以上の結果から,臨床実習Iに対しての学生が感じていること及び生活の実態が把握できた一方で,調査内容の今後の課題も明らかとなった.
- 東北文化学園大学の論文
著者
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高橋 千賀子
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
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田上 義之
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
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渥美 恵美
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
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渥美 恵美
東北文化学園大学
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高橋 千賀子
東北文化学園大学医療福祉学部
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