精神科OT評価用新尺度ASPOTの妥当性検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2段階OT評価理論に基づいてOT場面観察評価尺度(O尺度)と社会適応機能評価尺度(S尺度)から成る精神科OT評価システム(ASPOT)試案を作成した.13施設のOTRに患者の評定を依頼し184名分の資料を得,新尺度の基準関連妥当性と併存的妥当性を検討した.年齢,治療形態,入院期間,症状の重篤度を基準に対象者を分類しASPOT得点を比較したところ,ほぼ仮説と合致する結果が得られた.また,O尺度とCOTE,S尺度と精神障害者ケアアセスメントには全般的に有意な相関が見られ,測定内容が類似している下位尺度間には特に高い相関が見られた.これらの結果は新尺度の妥当性を支持するものとみなすことができる.
- 2005-03-31
著者
関連論文
- 実習後のアンケート結果から把握できた臨床実習Iの実態
- 社会的交流技能実習事前教育プログラムに関する研究 : 社会的交流技能自己評価(SA)尺度Ver2作成と因子分析
- 作業療法臨床実習のための社会的交流技能事前教育プログラムに関する研究 : 学生の持つ交流技能の分析
- 社会適応機能評定における評定者バイアスの探索的検討
- 第三者介入による消費者問題の解決 : 手続き的公正に関する実験的研究
- 臨床実習指導報告書における評価尺度の信頼性の検討
- 臨床実習における実習評価と学生評価の比較
- 2度の面接で表出された対象者のニーズの比較 : COPMを用いた検討
- 精神科OT評価用新尺度ASPOTの妥当性検討
- 精神科OTにおける適応性評価尺度の開発:ASPOTの信頼性の検討
- 精神科OTにおける適応機能評価の精度 : 評定者間の一致度を指標に
- 精神科OT評価のための新尺度開発 : ASPOT尺度試案の信頼性の検討
- 精神科作業療法における評価の構造に関する検討
- 現代の若者の問題行動に何ができるか : 非行・犯罪・迷惑行為への社会的心理学的アプローチ(第46回 日本社会心理学会,学会発表抄録 2005年度)
- 社会的交流技能事前教育プログラムに関する研究 : 学生の自己評価と性格要因の検討
- 自分自身を知るために : OTPを用いた集団アプローチ
- 弁明選択の心理的および状況的規定因と文化的価値--何が謝罪を困難にするか?
- 調査報告 精神科作業療法の評価法に関する実態調査
- 精神科作業療法における評価構造の分析
- 目標達成の観点から見た組織内葛藤解決方略の効果:特に葛藤回避の効果を巡って
- 面接技法としてのCOPMの有用性 : 精神科領域での使用の経験
- 作業療法学生の社会的スキル学習に対する臨床実習の効果
- 臨床実習における作業療法学生の対人葛藤 : 実習経験と性差における葛藤解決方略の比較