4年制大学における看護学生の職業的社会化 : 3年次の臨地実習における体験に焦点をあてて(第3報)
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概要
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本研究の目的は,看護系大学生が看護基礎教育を受ける過程で,周囲の期待や自己の体験を通して,「専門職としての社会化」がどのように進んでいくのかを質的方法を用いた縦断的研究により明らかにすることである。今回は,その第3報として3年生を対象に臨地実習における体験に焦点を当てて報告する。本研究では,看護系大学で看護学を専攻する3年生4名の協力を得て,どのような体験や人々との相互作用が看護職への社会化に影響しているかについて質的にデータを収集し分析した。その結果,臨地実習における体験を通して習得された社会化の要素として《看護という仕事の特性》《看護職者に必要な能力》《チーム医療》《社会人としての心得》の4カテゴリーが生成された。3年生は,長期の臨地実習における体験を通して職業的社会化が促進されており,看護職に就く自分を現実的のものとして捉えられていた。
- 順天堂大学の論文
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