ニュージーランド・オークランドの多言語性と英語に対する印象
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概要
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文教大学文学部1 年の授業の初めに学生に「日本語と聞いてどう思うか」との質問に、記述式で回答させると、「日本語は難しい」と答える学生が多い(早川`07)。日本人には「日本語は難しいものだ」という考えが強いようだ。他方、英語話者からは自分の母語を難しいという意見は聞かない(ような印象を受ける)。母語に対するイメージはそれぞれの母語によって異なると想定される。この仮説を検証し、その形成過程を探るのが共同研究:「日本語母語話者の母語に対するイメージとその形成-英・韓・中国語母語話者と比較して」(共同研究代表、早川治子)の最終目的であるが、本稿はニュージーランド・オークランド地域で行った英語に対する印象を問うアンケートの第1 段階の内容分析である。結果はモノリンガル、セミリンガル(英語も話すが流暢ではない人々)が英語を難しいと考え、反対に、バイリンガルである人々は難しいと考えていないというものであった。
- 2008-03-01
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