相互行為としての「笑い」 : 自・他の領域に注目して
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概要
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本稿は「笑い」を自・他の領域を仮定することにより、その対人相互行為上の機能をA仲間づくりの「笑い」、Bバランスの「笑い」、C覆い隠す「笑い」の3種に分類した。その自・他の領域への出入りと「笑い」が付加される発話内容の視点からA、B、C3種はそれぞれAは3種、Bも3種、Cは2種に下位区分される。「笑い」は基本的に自己開示により、自己の領域にあるものが境界を抜けて、他者の領域へ入り込む時に生じるものだと考えられる。「笑い」によって人は仲間であることを確認する。または仲間であることを装い、協調的に物事を進めると考えられる。
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